低体温は朝が辛い…
なかなか起きられない…。そんなあなたは低体温!?
私、低血圧だから朝が弱いんです」という方、多いですよね。
しかし、低血圧と同様、
低体温にも寝起きが辛いという症状がみられるんです。
低体温とは、平熱が36度を下回る症状のこと。私たちの体温は、
脳内の“視床下部”という司令塔からの指令でコントロールされていますが、
低体温の人はこの機能がうまく働かなくなっているんです。
健康な人であれば、
朝起きれば視床下部の働きに伴って交感神経が活性化しますが、
低体温の人はなかなか活性化しません。
このため、朝起きるのが辛くなってしまうんですね…。
朝なかなか起きられないと、ゆっくり朝食を摂ることもできません。
こうなると、身体の熱を作りだすためのエネルギーも不足し、
さらに低体温を助長することに…。
これでは悪循環!!
「朝が辛い自分はもしかして低体温!?」と心当たりのある方は、
まずは自分の平熱を把握し、生活パターンを見直すことから始めてみましょう。
低体温になると心まで憂鬱に…
低体温になってしまうと身体の免疫力はグッと低くなってしまうため、
風邪を引きやすくなったり慢性的な冷え性になってしまったり、
病気にかかりやすくなってしまったり…と、
身体にとって良いことは一つもありません。
また、低体温で寝起きが悪いと、朝からイライラ&どんより…。
血液の循環も悪くなりがちなので、肌の状態もすぐれず、
その上生理痛も重くなってますます憂鬱になってしまいます。
さらに、低体温になると、うつ病と大きな関わりを持つと言われている
“セロトニン”という神経伝達物質の分泌も低下するため、
なんとなく気分がすぐれなかったりイライラしたり…。
集中力を低下させる元にもなりますので、
勉強や仕事にも支障をきたしてしまう可能性もあります。
心身共に朝から元気でいるためには、低体温の改善は必須といえるでしょう。
キレイ女子を目指すなら、まずは身体の中を温めましょう☆
朝の時間を活用して体温を上げよう!
「低血圧・低体温で朝なかなか起きられない…」と言う方の中には、
ろくに朝食も摂らずに大慌てで出かけているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、身体の体温が上がり切らない状態で無理に身体を動かすのはNG★
しっかりウィ―ミングアップしてから1日をスタートさせましょう。
ここでは、朝のちょっとした時間を利用して体温を上げる方法を紹介します。
布団の中でウォームアップ
目覚ましの音で、大慌てで起床!
…もしもそんな生活を送っているのなら、せめてあと数分、
余裕を持って目覚ましをかけるようにしてください。
目が覚めてすぐに起き上がるのではなく、
数十秒〜数分、布団の中で過ごして欲しいのです。
寒い冬はなかなか布団から出られないという方も多いと思いますが、
その時間も、体温を上げる上で大切な準備Timeなんです。
さらに理想的なのは、朝の体温を測ること。
これにより、日々の健康状態を管理することができます。
筋肉を温める
低体温の人は、筋肉が少なく熱を作りだす力が弱い方に多いと言われています。
そこで、朝起きたら、簡単なストレッチをすることをオススメします。
理想的には、「朝30分のウォーキングを」と言いたいところですが(笑)、
忙しい毎日の中ではなかなか難しいですよね。
しかし、背伸びして大きく深呼吸を繰り返したり、
つま先立ちでグ〜ッと背筋を伸ばしたりするだけでも身体の働きは活性化するんです。
ラジオ体操程度のストレッチで全身を温めることができればなおGOODですね◎
お風呂に入る
朝、お風呂に入るというのも、低体温を改善するための一策。
特に、温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる“温水浴”は、体が芯まで温まります。
「お風呂から上がる時に脚に冷水をかけると、脚がポカポカの状態で寝られる」
ってよく耳にしませんか?
また、ゆっくり半身浴するのも、身体を温める効果アリ!
余分な老廃物を排出する作用もあるので、肌のくすみ解消にも◎。
「朝は1分でも長く寝ていたい」と言う気持ちは分かりますが、
ちょっと早起きしてお気に入りの入浴剤でバスタイムを楽しんでみてはいかが♪
朝食をしっかり食べる
低体温を改善するためには、3度の食事は非常に大切!
摂取するエネルギーが不足しているようでは、
効率よく熱を作りだすことなんてできません!
どんなに忙しくても、エネルギーの元となるタンパク質や糖質は必ず摂りましょう。
ご飯、味噌汁、目玉焼きという簡単な食事でもOKです。
朝の糖分は脳のエネルギーになりますので、
一日を元気に過ごすためにも朝食を必ず食べることが大切ですよ☆